デメリットはありません。
調べてみたところ「カルスNC-Rにデメリットと言えるほどのデメリットはない」っていうのが最終的な結論です。
ただし、正しく使わないと作物に影響が出る可能性がゼロではないのかもしれない。
考えられる可能性としては、カルスNC-Rのデメリットとしては以下の2点ですね。
- 有機物の発酵ガスによる生育障害
- 窒素肥料の過不足による影響
正しく使用できれば防げるものです。
だから、カルスNC-Rのデメリットはほぼないよ!!
有機物の発酵ガスによる生育障害
植え付け前に適切な待機期間を設けないと発酵による生育障害が起こる可能性があります。
カルス使用時、生の有機物(もみがら、雑草、作物残渣等)発酵過程において、以下の4点が重要です。
- 十分な水分(たっぷり)
- 窒素肥料
- 温度管理(最適地温15度~35℃)
- 植え付けまでの待機期間
夏場は1週間、冬場は3週間の植付け待機期間を守りましょう。1週間未満での植付けは発酵障害を引き起こすリスクがあります。特に寒い時期は生育障害を防ぐために、十分な待期期間を設けましょう。
窒素肥料の過不足による影響
カルスの活性化には米ぬかや硫安などの窒素肥料が必須です。ただし、過不足には注意しましょう。
窒素が多すぎると……
カルスが使い切れず、土壌に余った窒素で作物がつるボケしやすくなります。
窒素が少なすぎると……
作物のために与えた肥料の窒素がカルスに奪われて、作物の生育不良に繋がります。
C/N比|窒素の過不足をなくすために
窒素肥料は多すぎても少なすぎてもよくないです。特に硫安は「ちょっと多めに」使ってしまうと、過剰になりやすいです。
窒素量は有機物の炭素率(C/N比)で変わります。
カルスと一緒に投入する有機物として、もみがらを使う場合、硫安の適量は「もみがら1tに対して硫安40kg」の割合です。
仮に使用するもみがらを1kgとすると硫安は40gが適量です。
小規模な家庭菜園では、あまり炭素率を気にする機会はないですが、なんとなく知っておくと役に立ちます。
さまざまな有機物のC/N比|C/N比 – Wikipedia
正しい使い方をすれば、カルスNC-Rに重大なデメリットはありません。
安心して使ってください!!