カルスNC-Rに必要なのは「窒素」だ!【米ぬかの代用】
カルスNC-R使用のとき、米ぬかの代用として油かす、けいふん、硫安などが使用可能です。
なぜなら、必要なのは「窒素」だから!(問い合わせました)
米ぬかを硫安で代用する場合
カルスNC-Rのチラシによると、プランターでの手軽な土づくりの必要材料は以下の通りです。
- 植物残さ、生ごみなどの生の有機物
- カルスNC-R 100g
- 米ぬか 100g~300g(菜種油かすでも可:100g~200g)
- もみがら 100g(なくてもよいが、あればなおよい)
プランターで処理できる量の有機物ならば、窒素量が少ない米ぬかや油かすで十分足りる計算なのだと思います。有機物の具体的な重量は記載がなかったので、カルスNC-Rの量と米ぬかの量から硫安の使用量を計算します。
米ぬかの使用量は、カルスNC-R100gに対して米ぬか100gです。
米ぬかに含まれる窒素は3%前後です。一方、硫安には窒素21%含まれます。
硫安の窒素量は米ぬかの7倍含まれますので、米ぬかの全量を硫安で代用する場合、約14gの硫安を使用するとよさそうです。
ただし、使用する有機物が少ない場合、硫安の入れすぎには注意が必要です。カルスが使い切れなかった窒素が土壌に残留し、栽培作物がつるボケする可能性があります。
炭素率が高い有機物(もみがらなど)を多く使用する場合は、以下の記事もあわせてどうぞ。
ここにも簡単に書くと、もみがらを1kgに対して硫安は40gの割合で使用します。
米ぬかの代用になるもの
窒素を供給できるなら、必ずしも米ぬかでなくてもOK!
以下のもので代用可能!
私は米ぬかの代用として、油かす↓を使ってますよ。
もっと手軽に使いたい方は超カルスもあります。これだけで使えます。
米ぬかって意外と手に入らないよね!
暖かくなり雑草がグーンと活発になる季節。
カルスNC-R分解にもってこい!
なんですけど、肝心の米ぬかが手に入らないんだよ。
うちでは近所のコイン精米所からタダでもらえるけど、必ずあるとも限らない。
私が欲しいときにはみんなも欲しいときなんだよね。
大きく農業やってる人はゴッソリ持ってくだろうし……。
家庭菜園には回ってこないのが現状です。
買うにも小分けは少ないし、20kgは多すぎる!
わざわざ取り寄せするのも……?
だから、カルスNC-Rだけでもどうにかなるかな?(たとえ時間はかかったとしても)
と考えて、やってみる前にリサール酵産(カルスNC-Rの会社)に問い合わせました。
時期もいいし、開封したから、効果がなくなる前に使い切りたい事情もある。(カルスNC-Rは開けたら6ヶ月以内に使用が目安)
いただいた回答によると
- 米ぬかでなくてもよい。
- 窒素が必要なので窒素を入れること。
米ぬかでなくてもいいそうです。(他、油かすが代用できるのは知っていました)
私は米ぬかや油かすが必要だと思ってました。なんか含まれてる有機物とか微生物が必要なのかと……。
「含まれている窒素が必要」ということは窒素分が減ることを前提に化学肥料(888等)でもいいということなんでしょうね。
カルスNC-Rを使うために「窒素」を用意!
米ぬかの代用として以下のものが使えます。
カルスNC-Rを使うとき、米ぬかが手に入らなければ窒素を含む窒素肥料で代用できます。
気持ちとしては米ぬかの方が他にもよい菌が多そうなので、米ぬかがあれば米ぬかを使いたいですけどね~。