クチナシのオオスカシバを薬剤スプレー2種で完全防除する。
前の記事は長ったらしかったので、新しくしました。
おそらく2種類あれば、一切姿を見ず、ほぼ完璧に防除できるはず。
この2種類です。合わせて12回使えるので、交互に使います。
私の(なんとなくの)体感で1ヶ月は持ちませんでした。2~3週間ほど効果があるようです。
約2週間の効果と仮定して「月に2回(例:1日と16日に散布)」で完璧に防げるはずです。
オオスカシバの活動は6月~10月と言われていますので、その間は続けます。
カダン ケムシ用ハンドスプレーについて
ベニカAスプレーと同じ有効成分(ペルメトリン)の「カダンケムシ用」もクチナシには使えます。
ただし、野菜などの作物には使えないので、ベニカAスプレーの方が使い勝手がいいです。
また「カダンケムシ用」は「スプレーが粗い」と私は感じました(不具合も否定できないけど)
遠くに届くジェットモードもあんまり使いませんでした。幼虫にピンポイントで当てるのは難しいよ!!
産卵時期に葉っぱに散布しておいて、孵化直後の幼虫に葉を食べさせて退治しましょう。簡単でオススメです。
葉っぱが黒くなる「スス病」も殺虫成分のスプレーで対処可能。
クチナシの葉っぱが黒くなるスス病は「コナジラミ」が原因です。
コナジラミがいなくなればスス病が収まるので、殺菌成分を含まないスプレーでOKです。
コナジラミだけなら1回の薬剤散布でも、だいぶ違います。
今年はまだ薬剤散布はしてませんが、コナジラミはついていません。
ちなみにこちらがスス病になったクチナシです。
スス病は拭けば落ちますが、コナジラミがいる限りはスス病になり続けます。
風がなく雨が降っていない涼しい朝か夕に使用する。
風で薬剤が飛び、雨で薬剤が流れ、高温で薬害が出やすくなります。
必ず風がなく雨が降っていない、涼しい時間帯を選びます。
雨は最低でも3時間(できれば半日以上)降らない日に散布できるといいです。
野菜や果物に使える薬剤を選ぶ。
有効成分自体は同じでも、スプレーによってに使える植物が違います。
野菜や果物に使えるスプレーなら、野菜や果物に使いまわすことができます。
私としては野菜・果物対応のスプレーがオススメです。
数本のクチナシにはスプレーで対処!
希釈タイプの方が経済的ではあるんですけど、小分けタイプでも一般家庭には多いです。
農薬には使用期限もあるので希釈タイプは持て余します。
クチナシ数本ならスプレータイプの方が希釈の手間もなく扱いやすいです。
スス病の原因「コナジラミ」について
コナジラミは薬剤への抵抗性ができやすい厄介な害虫です。同じ成分の薬剤を頻繁に使わないように注意!
全長3mm以下の白い微小昆虫。葉裏に寄生し汁を吸い、被害が進むと、葉緑素が抜け白っぽくなる。
コナジラミ類|害虫について|病害虫図鑑|アースガーデン ~園芸用品~|アース製薬株式会社
繁殖力が強く、薬剤に対する抵抗力もつきやすい。
夜になると植物の成長点(葉の先端)付近の葉裏に集まり動かなくなる。このときの退治が容易。
種類は多く、オンシツコナジラミや、シルバーリーフコナジラミ、ツツジコナジラミ、タバココナジラミ等がよく見られる。
コナジラミが排泄する甘露のついた葉や花の表面にすす病が発生したり、ウイルス病を媒介したりする。