卵の殻1個分と酢100ccで葉活酢的なカルシウム肥料を作ろう!
作り方は酢100㏄対して卵の殻1個分を入れて、一昼夜放置して溶かし込むだけです!!(いくつ入れてもいいらしいけど、目安です。)
密閉しない容器で溶かしてください。炭酸ガスが発生します。
卵の殻は酢に入れる前に洗って乾かして、細かく砕いておくといいですね。(砕かなくても溶けます)
溶け残ったものは、ペーパーフィルターなどで濾します。(膜などが残る)
簡単ですね!それすら面倒くさい人はキューピーの葉活酢をどうぞ!同じく酢に卵殻を溶かし込んだカルシウム肥料です。
自作した葉活酢的なカルシウム肥料は水で300倍に薄めて使います。頻度は7~10日ごとに1回です。
記事によって、50倍と書いてあったり、100倍と書いてあったり色々ですね。
濃くしすぎて枯れても困るので、なんでも薄めがいいと思いますよ。
やらなきゃゼロだけど、やったらわずかでもプラス!!
葉活酢も基本300倍希釈で使うようですから、同じように使えば、害はほとんどないはずです。
土壌のカルシウムは難溶性!
カルシウムはチッソ、リン、カリに次ぐ中量要素3つの内の1つ!
カルシウムは三大栄養素に次いで多く利用されるので中量要素と呼ばれていますが、植物の生長には三大栄養素と並ぶ必須要素です。
植物にとってカルシウムとは?01 |住友化学園芸
カルシウムには、以下のような働きがあります。
- 細胞組織を強める。
- 光など外部刺激を植物に伝達、根の生育を促進する。
めちゃくちゃ大事ですね。
ただ……
「カルシウム欠乏なんて、トマト以外であんまり聞いたことないし、葉面散布の必要なんてないんじゃない?」
と思うよね。
カルシウムは土の中にも多く含まれていますが、植物がすぐに吸収できない難溶性カルシウムであることがほとんどです。
植物にとってカルシウムとは?01 |住友化学園芸
実は土壌に含まれるカルシウムは難溶性!だから、植物が活用しやすいカルシウムを葉面散布で補おうってことです。
そのカルシウム……身近な卵の殻に「炭酸カルシウム」として含まれております。約94%が炭酸カルシウム!
そんな卵の殻(炭酸カルシウム)が酢(酢酸)と出会って植物が超吸収しやすい酢酸カルシウム(水溶性)が爆誕するわけです。
ぜひ爆誕させて爆散(布)したいところ。
卵の殻を酢に入れるだけで超簡単ですから自作するしかないですね!!
カルシウムだけではなく、同時に供給される酢酸による嬉しい効果もあるようです。
ただし……リン酸肥料と混ぜるとカルシウムと結合してリン酸カルシウムになります。吸収できなくなるそうですので、注意!
細胞壁が強くなるらしいので、病気にも強くなるかな~?
バラの病気予防に効けばいいな~~!