微粉ハイポネックスの頻度は「1000倍を週に1回」で失敗しない。
私は微粉ハイポネックスは野菜も花も「1000倍を1週間に1回の頻度」で生長期、もしくは月の中旬以降にあげることが多いです。(1か月ほど効く肥料を月始めにあげているので「そろそろ切れるかも?」って頃に)
(東洋ラン、サボテンなどはもっと少ない方がいいそうです。)
野菜も花も微粉ハイポネックスの箱に書いてある希釈率は「500倍」ですので、500倍よりも薄めて与えるなら肥料やけすることは、ほとんどないと思います。

微粉ハイポネックスはカリ分強化で植物が強く育つ。
微粉ハイポネックスは根を育てるカリ分多めの配合です。
カリ(K)は元素名としては「カリウム」ですが肥料では単に「カリ」と呼び、漢字では「加里」と書きます。カリは植物体の直接の構成成分ではなく、細胞液の中でカリウムイオンとして存在し、タンパク質や炭水化物の合成・移動・蓄積など植物体内の様々な化学反応を促進する補酵素として働いていると考えられています。また葉からの水分蒸散の調節などにも関わっており、根や茎を丈夫にし、病害虫や寒さに対する抵抗力をつけるのにも役立っています。通常、植物を栽培する場合は必ず肥料として必要になる「三大要素」のひとつです。
カリ(K)|住友化学園芸
微粉ハイポネックスは面倒くさい!?
原液タイプは液体なので、自動で希釈できる道具が使えます。微粉ハイポネックスは粉なので、必ず自分で希釈する手間があります。
液肥の与え方「水やりと同時に与える」
水やりとは別に水に溶かすタイプの肥料をあげてる人を見たことがあるので書きます。
水に溶かすタイプの肥料は「肥料分が溶けた水」として、水やりを兼ねて与える肥料です。
先に先に何も溶かしていない水で水やりをしてから、じゃなくて大丈夫です!!
肥料を効かせるなら「乾いた土」に与える方が効果があります。
乾いたところに肥料を与えたら、ビックリして枯れそう!?
薄くして与えたらいいよー!
500倍と書いてあるなら1000倍で与える。それでも心配なら2000倍、3000倍にして与える。
何も溶けていない水と比べたら、肥料が少しでも溶けた水の方が栄養があります。
植物が元気になるよ!!
2000倍で与えて大丈夫そうなら、次週は1000倍にして与えたらいいと思うよ。
先に水を与えた方がいい場合もあります。
根が弱い植物の場合は先に水をやった方がいいこともあるようです。
また、根が弱った植物(コガネムシにやられた!!とか、植え替えのときに根をちぎってしまった!!)には肥料は一切与えないでください。枯れる可能性があります。
微粉ハイポネックスは完全には溶けません。
溶けない成分は根から出る酸や微生物の働きで分解されて効く成分です。残さず植物に与えてください。
※水にうすめた時に出る少量の残留物は、主にリンサン成分とカルシウム成分です。これらの成分は水では溶けませんが、根から出る酸や微生物の働きによって、ゆっくりと効く緩効性の肥料成分です。水と一緒ににごった状態で株元に与えると無駄なくお使いいただけます。
株式会社ハイポネックスジャパン

肥料は薄めで十分な効果を感じます。
基本の希釈率は500倍なんですけど、私は1000倍で使っています。
理由は2つあります。
- 固形の肥料を主に使っているから。
- ジョウロの容量の都合があるから。
固形の肥料を主に使っているから。
固形の肥料を与えても、徐々に効果が薄れてくるので「そろそろ薄れてきたかもしれない……」と思ったタイミングであげてます。
微粉ハイポネックスを与えて、2~3日もすれば効果が出てきます。遅くとも1週間以内には効果が見えます。
肥料効果がなくなるタイミングははっきり分からないけど、1週間ごとの使用をすすめているので長くても1週間前後なんじゃないでしょうか?
微粉ハイポネックスは、あくまでも補助的に使用しています。薄めでも十分効果が見えるので1000倍で足りないということはないです。
販売元としても、液肥を補助的な使用をすすめているようなので固形肥料をあげているからといって薄めに希釈する必要はあまりないとは思っています。
500倍で使ってもいいと思う。私が自分の判断でなんとなく1000倍にしてるだけです。
ジョウロの容量の都合があるから。
皆さん、ジョウロの容量は把握してますかーー!(ジョウロを使ってないなら気にしなくていいです)
うちのジョウロは6Lです。ここがちょっと落とし穴みたいなとこあるよね。
きっちり、めいっぱいに入れて6Lなんですよ。
水をきっちりめいっぱいに入れて使うことなんてできない。
私はできませんでした。
うちのジョウロは「一滴もこぼさずに移動できる量は約5L」みたいなので、単純に「ジョウロの容量6Lだから500倍希釈だと付属スプーン2gを6杯」を溶かすと少し濃くなるんですよね。
水5Lとして2gを5杯入れたらすむ話ではあるんだけど、固形の肥料も使ってるから濃いよりは薄くしときたい。
農薬じゃないから、きっちりやらんでもいいと思うんだよな~~~~!!(薄い分には)
それに水は蛇口から勢いよくバーーーーって入れたいし、水を入れながら肥料を量って入れたい。水流で肥料を混ぜたいから。
だから、2gスプーン5杯で500倍より2gスプーン3杯で1000倍(よりちょっと薄い)で作る。
ちょっと蛇口を斜めにして水を入れると、水流で渦ができてグルグル混ざるよね!!(混ざってるはずだ)
基本的に入れるのが液体のときは水流で混ぜてます。微粉ハイポネックスは水に溶けない成分があるので、手を突っ込んでジャバジャバって混ぜることもあります。(塊で沈んだかも?って思ったとき)
毎回きっちり計量しないので、適当にやっても肥料が過剰にならないように薄めに作っています。
肥料は多いよりは少ない方がマシだから。
ただの水と比べたら、薄くたって栄養はあるので。
微粉ハイポネックスは12月のバラの追肥に最適です。
ローズレッスン12か月の12月のページを見ると追肥にカリ分の多い肥料を与えるとよいとあります。
カリ分の多い肥料(液体肥料も可)を一度施す。枝が硬く充実する。
ローズレッスン12か月|65ページ
微粉ハイポネックスはカリ分の多い肥料なので、この時の追肥にピッタリです。