バイオゴールドと超醗酵油かすの肥料分比較表
バイオゴールドと超醗酵油かす。
どちらの肥料を使うと、より多くの花が咲くか。
バイオゴールドでした。(私が比較したんじゃなくて動画を見たのよ)
バイオゴールドを施肥した株はつぼみが7つ。超醗酵油かすを施肥した株はつぼみが4つつきました。(比較動画#9)
つぼみの数は約2倍の違いがあります。
「バラにはバイオゴールド!」みたいなところがありますね。栽培の本にも当たり前のように白っぽい三角肥料が出てきます。
かなり評判がいい肥料のようです。
私はバイオゴールドに対していいイメージ持ってないですね。
材料けいふんだぜ?なんであんなに高いんですかね?
今回、超醗酵油かすと成分の面で比較してみました。
バイオゴールドは施肥量が超醗酵油かすの2倍以上!!
バイオゴールドを使った株の方が花が多かったのは、以下の理由だと私は思います。
バイオゴールドの方がバラに供給される肥料分(リン酸)が多いから。
動画ではバイオゴールドの方が多くつぼみをつけました。
超醗酵油かす4つに対してバイオハザードは7つです。
バラ(花)の肥料に期待するのは、花をたくさん咲かせる効果なので、花の数に注目するとバイオゴールドの方が優れた肥料に見えます。
ただ、2つの肥料を比較すると、バイオゴールドが特別優れているようには私は思えません。
肥料名 | チッソ(%) | リン酸(%) | カリ(%) | 施肥量(6号鉢) *動画内で使用された量 |
---|---|---|---|---|
バイオゴールド セレクション薔薇 | 3.3 | 4.5 | 4 | 26g(15粒) |
超醗酵油かす おまかせ | 4 | 6 | 2 | 10g(3粒) |
比較すると、チッソ、リン酸、カリが含まれる量は大きく違うわけではないです。むしろ、同じ量に含まれるチッソとリン酸は超醗酵油かすの方が少し多いくらいです。
違うのは施肥量。同じ6号鉢に対しての施肥量が大きく違います。
- バイオゴールド……26g(15粒)
- 超醗酵油かす……10g(3粒)
バイオゴールドは超醗酵油かすの2倍以上の量を施肥しています。
1回の施肥量に含まれる肥料成分をそれぞれ計算しました。
肥料名 | 施肥量(6号鉢) | チッソ(g) | リン酸(g) | カリ(g) |
---|---|---|---|---|
バイオゴールド セレクション薔薇 | 26g | 0.858 | 1.17 | 1.04 |
超醗酵油かす おまかせ | 10g | 0.4 | 0.6 | 0.2 |
「リン酸が2倍供給されたから、つぼみも2倍ついた」と考えられます。
苗に個体差があるにしても、バイオゴールドを使った方が花が多くなるのは当然なのでは?
仮にバイオゴールドを半分量(もしくは超醗酵油かすを2倍量)で比較していたら、つぼみの数はここまで違っていたんでしょうか?
ついでにほぼバイオゴールドのような成分の「特濃粒けいふん(3‐4.3‐4)」の使い方も調べてみたら、8号鉢(用土5L)に対して、追肥25gが規定量でした。
6号鉢は用土2L前後だと思うので、施肥量は10gくらいが適量でしょうか。
特濃粒けいふんと比較しても、バイオゴールドの規定量は多いみたいですね。
植物に活用できる最大量を供給したら、その分植物が大きくなるのは当然に思えます。
超醗酵油かすに少しリンカリ肥料を追加したら、同じような結果になるんじゃないですかね?